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思いの丈を書きます

髑髏城で待ち合わせ。

 

以前なむという名前でアメブロに書いていた記事をこちらに移行して載せさせて頂きます。

 

 

 

髑髏城の七人season花

 

 


2017年、4月3日、9日、27日に
劇場であるIHIステージアラウンド東京に観劇しに行き、5月15日に新宿バルト9にてライヴビューイングを見ました。


見に行こうと思ったきっかけは、元々小栗旬さんの舞台に何度か行ったことがあったので、今回も行こう!って思い小栗旬さんのモバイルFC枠で応募したら有難いことに3日間も行けることになって本当に嬉しかったです。

 


髑髏城の七人season花 あらすじ

↓↓

時は天正十八年(1590)。織田信長が死に、豊臣秀吉が天下を治めていたこの頃、都から遠く離れた関東の村々は<天魔王(成河)>率いる関東髑髏党に荒らされていた。
この日も、とある村が髑髏党の鉄機兵たちに襲われていたところに傷だらけの<沙霧(清野菜名)>が飛び込んでくる。彼女は、天魔王らの居城・髑髏城の抜け道が記された絵図面を持っていたために追われていたのだ。と、そこに派手な身なりの傾奇者たち・関八州荒武者隊の面々が登場する。先頭に立つのは、頭目の<兵庫(青木崇高)>だ。しかし仲間の<三五(河野まさと)>の裏切りにより、みるみるうちに窮地に陥る荒武者隊。そこへフラリと現れた着流し姿の男が、手にした大きな鉄煙管で鉄機兵を叩きのめす。男は自らを<捨之介(小栗旬)>と名乗り、沙霧に傷の手当てをさせるため、兵庫と共に関東一の色里“無界の里”へと向かう。
色里“無界”は宿場も兼ねているため人の出入りも賑やかで、その中には何か事情を隠していそうな怪しげな牢人<狸穴二郎衛門(近藤芳正)>らの姿もある。この色里一と評判の<極楽太夫(りょう)>は、「沙霧をかくまってほしい」という兵庫らの頼みを快く引き受けてくれた。
その夜。店の裏で再び沙霧は髑髏党に襲われそうになるが、捨之介と“無界の里”の主<蘭兵衛(山本耕史)>がそれを阻む。そこに突然現れる、天魔王。実は捨之介と蘭兵衛と天魔王の三人は、ある時期、共に時間を過ごした間柄だったのだ。南蛮製の鎧と仮面を装着した天魔王には、捨之介の刀も蘭兵衛の短筒も歯が立たない。しかしこの場は、狸穴二郎衛門が間に割って入ったことで難を逃れられた。
天魔王、そして髑髏党との戦いを覚悟した捨之介は山奥にこもる刀鍛冶<贋鉄斎(古田新太)>を訪ねて、無敵の鎧を叩き斬る刀、必殺の“斬鎧剣”を打ってほしいと頼み込む。
しかしその頃、蘭兵衛は単身で髑髏城へ行こうとしていた。それに気づき、こっそりと後を追う沙霧。
捨之介、蘭兵衛、天魔王が抱える深い縁(えにし)とは……。天魔王の謀略を、捨之介たちは阻止することができるのか……。
(公式サイト様より抜粋)

 

 

本当に、劇場で生で見れて良かった。

舞台が360°回転するこの劇場でこそ見るべき舞台だと思いました。
回転する度に軽快に変わるセットや大きなスクリーンに映し出される映像など全てにおいて舞台を楽しませてくれました。
見てる最中はあまり舞台が回ってるという感覚はなく、あ、回ってたんだ。と思う程度でした。
1番回転がわかり易かったのはカーテンコール前のエンドロールに出演者が色々なセットに並び回るところです。
あれは本当に素敵でした!

 

 

 

 

※以下、若干のネタバレ有


今回の舞台、様々な登場人物がいるのですが、
その中でも私は成河さんが演じていた
天魔王がとても好きです。

 

なにあの可愛い人、、、、

 

パンフレットと実際の舞台でのビジュアルは少し違っていて舞台では髭が生えていないのですが、
それがなんというかより可愛く見える、、
どこから出してるの?ってくらいの高笑いや強弱の強い喋り方。どれをとっても印象的なキャラクター。

しかもシーンによって髪型や服装が
ちょっとずつ違うのですが、それがどれもまた素敵で…。

下の方で一つに結んでいたり、ポニーテール風だったりなにもしてない髪型だったり、、個人的にはポニーテール風の髪型がお気に入り。

白くて長い髪と色白の顔、そして大きな火傷跡が
なんともいえない綺麗さとセクシーさ。

狂っていて、無慈悲で、怖い。

 

そんな天魔王だけど、
私には見れば見るほど寂しい人なのだなと思った。
捨之助や蘭兵衛との縁を捨てきれない甘さや野心を突き通し続ける姿を見ていると、誰か彼を心から愛してくれる人がいたらまた違ったのかなぁなんて思ったり。

 

ただ個人的に天魔王様が恋愛してるとこ
みたいだけなんですけどね(笑)
蘭兵衛のことを兄者とよんで慕っていたのは
嘘ではないような気がする。


無界の里に蘭丸に戻ってしまった蘭兵衛と天魔王がくるシーンで、人を斬った後手や腕についた血を
舐めとる天魔王様があまりにも好きすぎてガン見してました。
あれやばくないですか???

私だけがこんなに興奮してるの?
かなり好き。
あと血は舐めるくせにおにぎりは吐き出すの。
あのシーン本当にあと500000万回くらい見たい。


カーテンコールで色んな演者さんが出てきて笑いながら手を振ったりお辞儀したりする中、天魔王だけは笑うことなく客席を睨みつけるようにお辞儀していてなんてすごい人なんだって思いました。
最後の最後まで役を抜くことなくステージに
立ち続ける成河さんがあまりにも凄すぎて。
それで完全におちました。
別のカテコレポとか見るとたまーに笑ってたり他の人と絡んでたりするみたいでそれはそれで
見てみたいなぁなんて。

 

 

天魔王も成河さんも素敵すぎて頭から離れそうにありません、、

 

 


あと、青木崇高さんが演じる兵庫というキャラクターがいるのですが、とにかく明るくて愛すべきアホキャラ。
かっこつけられない兄貴キャラって感じなんですけどめちゃくちゃかっこいいしいい奴です。
関八州荒武者隊の兄貴分で、子分たちがいるのですが、その子分たちがとにかくみんな兵庫が大好き!!!
兵庫も子分たちが大好きでお互いに信頼しあっている関係性が素敵で。

子分たちが無界の里にきた天魔王から兵庫の兄と太夫を守るために全力を尽くして戦った姿、そんな子分たちの亡骸をみて死んだことを受け入れられない兵庫。
そんな兵庫にいい子分たちを持ったねって言う極楽太夫
このシーンは毎回毎回泣いてしまいます。

 

弱きものを助ける

 

いつもそう言っていた兵庫の教えをきちんと守り兵庫のように
戦った関八州荒武者隊のみんなは
多分一生忘れないほどかっこいい人達です。

 

 

 

1年経った今、思い返して見ても本当に素敵な舞台でまだまだ熱が冷めることはありません。叶うならばもう一度天魔王を生きる成河さんが見たい…。

 

いつかまた、髑髏城で会えることを願って。