地獄を抱きしめる
1ヶ月書くチャレンジ DAY5
昔はどんな子供だったのか
正直な所、過去はあまり思い出したくないです。
家庭環境、父親、祖父母、トラウマばかりが蘇ってきます。思い返せば21歳まで地獄のような日々でした。
私の人生は21歳から始まったと言っても過言ではありません。
それを差し引いて、どんな子供だったのかを考えるのに時間がかかりました。
私ってどんな子供だったのだろう。
パッと思いついたのは妄想が好きだったということです。友達もいませんでしたし、1人で日常的にしている事といえば、妄想すること、何かを想像すること、創造すること。
オリジナルキャラを作ってみたり、好きなアニメキャラクターと自分を絡ませてみたり。脳内で幸せを得ていました。
1番楽しかったし心の支えになったのは、想像の中で架空の兄を作ることでした。辛いことや苦しいがあっても相談する相手がいませんでしたから、脳内で作りあげた兄という存在に何度も助けられて生きてきました。
今思い返すと架空の兄を作り、それに支えられて過ごす日々はなんとも病的とも言えるのですが、その時の私はそれしか心の安寧を保つ方法はありませんでした。
でもその時妄想力というのが身についたのか、今でも色んなことを妄想したり想像したり、1人で考える力が出来たなぁとプラスに思えています。
皆が皆、幸せで楽しいキラキラした過去を持っているものでは無い。現に私は思い返すのがきついし忘れたいものばかりです。
けれどその中にも自分の身になったもの、プラスになったものも必ずあるんですよね。
あの時頑張った私がいるから、今私は笑えているし、生きる術を考えることも出来ている。
子供の頃の私を思い返す度、抱きしめてあげたいと強く思うのです。